日々のたわごと

アラフォー主婦の自分探しのためのつぶやきです

忘れてもいい

相模原市知的障害者施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件や、

阪神大震災のニュースがこのところの新聞のメインとも言える。

 

震災や痛ましい事件を風化させることは、

未来に同じことを繰り返さないことにつながるのかもしれない。

震災での経験を、防災につなげるのは当然のこと。

 

「記憶や経験が風化していると感じる被災者が6割いる」

という記事を読んだ。

 

風化とは何か?

 

人間は辛いことは時とともに忘れられるようにできている。

ショックから立ち直るために、

そういう風にできている。

 

風化と忘却は同じではないと思うのだけど。

 

震災での経験を防災に繋げて次世代につなげていくことは

大変重要なことだと思う。

 

でも、震災で受けた傷は

忘れてもいいと思う。

 

私は相模原市の殺傷事件にも、阪神大震災にも

直接関係はしていない。

それでも、最近の新聞のそれらの記事を読むと

心が沈み込み、涙が出てくる。

 

不必要に、人の心を傷つけるのが新聞ではないのだけど、

結果的にそうなっているのだなぁ。

 

読まなかったらいいだけなのだけど、

好奇心から読んでしまうのが

私なんだなぁ。

 

そして、

被害者や遺族の方達の悲しみ、

憎しみ、

苦しみに共感してしまって、

自分も苦しくなるんだよなぁ。

 

言いたかったのは、

風化してはいけないことはあるけど、忘れてもいいことはあるよ、

ということ。

辛いことを忘れることができて、

楽になれるのなら、

忘れることは悪くないよ。

忘れたっていいんだよ。