日々のたわごと

アラフォー主婦の自分探しのためのつぶやきです

過去と未来どっちに行きたい?→長女の小さかった頃に行きたい!

先日、長女が

「ママ、時間を行き来できるなら、過去と未来どっちに行きたい?」

と聞いてきた。

 

すぐにはどっちとも答えられず、長女はどうなのかと聞いてみたところ、

「私は未来に行って、大人になったらどんなお仕事をしてるのか見てみたい」

と言う。

なるほど。

小学生らしい。

ただ、

「幼稚園は宿題がないから幼稚園に戻るのもいいな~。」

なんてことも言っていた。

 

さて、私はどうだろうか?

未来がどうなっているかなんて、これから先はどんどん年を取り、

おばちゃんからおばあちゃんになっていくしかない。

そんな未来に別に楽しみなんてないし、子供たちが大人になっているのは見たいようにも思うけど、

そんなのを今見られたってどうしようもない。

 

では、過去はどう?

自分の過去に戻りたいとは思わない。

あの時こっちを選ばずに、あっちを選んでいたら

今頃どうなっていたかな~なんてことは考えることもあるが、

もう一度あの時に戻って選択し直したい、やり直したい、

とまで後悔していることは一つもない。

 

若いころ、楽しかったことはいっぱいあるし、

独身時代は自由でよかったなあ、とも思うけど、

結婚して子供を授かった今が幸せだと思える。

 

でも、子供からの質問にはなんて答えよう。

 

「ママは、〇〇(長女)の小さかった時に戻りたい。」

 

そう。

次女が赤ちゃんの時のことはほんの数年前。

今でもまだ甘えん坊で、赤ちゃん時代の名残もある。

でも、長女は?

4歳の時に妹が生まれ、それからずっとお姉ちゃんとして生きてきた長女。

私がそう仕向けたのだけど、

妹の世話をとてもよくしてくれた。

そうすれば、ママが助かる、と私が言って、

長女はママの助けになりたがったから。

 

長女が小さいとき、私は初めての赤ちゃんとの生活に

自分がなくなってしまうという危機感を持っていた。

どうやって子供に関わればいいのかわからなかった。

「赤ちゃんは毎日顔が変わるから、写真をいっぱい撮ってあげるといい。」

などと聞き、本当に毎日のように写真を撮った。

それが悪いわけではないんだけど、撮った写真を整理しきれなくなり、

反動で写真を撮らなくなった。

元々写真大好き、元写真部という経歴もあるのに、だ。

 

仕事を辞めたのだって、長女のせいではない。

夫の転勤、というのは口実でもあるが、

元々辞めたいと思っていたのは私。

でも、再就職できないのは、結局のところ長女のせいにしていた。

本当に働きたいのなら、どんなことをしたって働けたはず。

 

いろんな思い出はあるけど、

長女の赤ちゃん時代、1歳、2歳、3歳のころに戻って、

もっともっと遊んであげたい。

もっと外で遊べばよかった。

公園へ行くのが好きではなかった。

いつも、夕飯の支度とか、掃除、片付けとか、

子供と関わること以外の家事のことばかり気にしていた。

 

やり直せるなら長女への関わり方をやり直したいけど、

やり直せなくても、乳幼児期のかわいい頃の長女にもう一度会いたい。

 

「ママは、〇〇(長女)の小さかった時に戻りたい。

今はもうこんなに大きくなってしまったけど、

〇〇もこ~んなにちっちゃくて可愛かったよ。」

長女は恥ずかしそうに笑っていた。

 

今が可愛くない、とかそういう話ではなくてね。

 

家事もうまーくこなして、子供へのかかわり方も上手なママさんが近所にいた。

時々お互いの家を行き来して、ご飯を持ち寄って食べたり、

お風呂にまで入れてもらって、あとは家に帰って寝るだけ、とか。

でも、そのママさんやそのお子さんとの交際は、

私にとって自分の劣等感を最も感じる時間となった。

ちょっと別の事情もあるのだけど、

我が家がマイホームのために引っ越したことによって、

物理的にも離れてしまい、会うことはほとんどなくなった。

 

いつも片付いている家、

好き嫌いなく何でも食べてくれる子供、

早く寝て、早起きする子供、

運動が得意な子供。

きっと、自分の望むものを、その母子が持っていたから。

でも、今ならわかる。

私の考え方次第で、もっと私は楽になれた。

ないものを手に入れるため、もっと努力することができたし、

自分の持っているものを生かして、もっと楽になることもできた。

私とこの子にだって、いいものはある。

私が、子供優先にやり切れてなかったことが、

結局自分の足を引っ張ることにもなった。

 

今、赤ちゃん対象の子育てブログなんかを読ませてもらっていると、

私もこんなブログから情報を知りたかった、と思うことがよくある。

たとえば、「ねんねトレーニング」。

長女はほんとに寝ない子だった。

だから私は自分の時間が持てなかった。

夜だけでなく、お昼寝もあまりしなかった。

外遊びが少なかったのかも、と思ったこともあるが、

保育園に入ってから、ほかのお友達がお昼寝しているときも、

布団の中で目をぱちくりさせていたらしい。

その子の性質なんだろう。

 

食べ物の好き嫌いも、実母に言わせると

「食べさせないから、食べられないんだ。」

と言うことだけど、食べさせようとしても、食べようとしないんだから。

義母はうまーくのせて食べさせたりするけど、

私は長女の性格をよく知っている(と思い込んでいる)ので、

2回くらい拒否されればもう勧めない。

 

思い出すといろいろあるけど、

タイトルの質問の答え。

「長女が赤ちゃんから3歳くらいの頃までの時代に行きたい」

です。

 

そういえば、昔、

子供は3歳ごろまでに一生分の可愛さを親に与えてくれる、

とか何とか、そういう意味の話を聞いたことがある。

だから、思春期になって憎まれ口をたたいたり、

関係が険悪になってしまったりした時、

親は子供の小さかった頃の姿を思い出すといいとかなんとか。

忘れちゃったけど。